マネジメントのすべては部下が教えてくれる【割とマジ】

マネジメントのすべては部下が教えてくれる【割とマジ】

Xuan Nguyen

こんにちは、やんもです。

先日のブログ、マネジメントしようとしないほうが、結果うまく行きます【ゆるーく行こう】を書いていて、原点回帰しました。

私もマネジメントをする立場に
急になって散々悩みました。

また同じように部下も
マネジメントで悩んでいたので
教える意味で書いたブログが
自分も学ぶことになるとは
思ってもみませんでした。

その体験をブログにします。

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マネジメントのすべては部下が教えてくれる


unsplash-logoMARK ADRIANE

マネジメントを極めたつもりはないですが、
最近あまり悩まなくなりました。

それでも、部下にどう言えばいいかとか
どんな伝え方をすればいいかとかは
毎度すごく考えながら話しかけます。

マネジメントに関する書籍を
いくつも読み漁り、考え方や手法を
なんとかして習得しようとしました。

でも多分、一番勉強になったのは
部下の存在だと思います。

マネジメントができないと相談を受ける

先日、チームリーダーに呼び出され
「マネジメントがうまくできない」
と、相談されました。

もちろん、彼が悩んでいたのは知っていました。

彼は、ひとりの部下の
退職のきっかけを作ってしまったり
もうひとりの部下からは
「一生わかりあえない」と言われてしまうほど
マネジメントが上手くいってません。

本人もそれは自覚しているようで
ここ数ヶ月は試行錯誤でやっていましたが
ついに私に相談をしに来ました。

  • どうしたらいいかわからない
  • いろいろ試してみるけど上手くいかない
  • どうしたら結果を出せるのか

とにかく彼は悩んでいました。

彼自身、人生初のリーダーという役割に
彼なりに一生懸命やってみるものの
つい、言い方がキツくなってしまったり
喧嘩のような言い合いになってしまう。

彼自身も、現状を上手く整理できてなくて
彼の話を聞く私は
ハテナが連発するけども、
何が言いたいのか必死で読み取ろうとしてまいした。

最終的に、確信をえたアドバイスはできず
悩みをぶちまけた彼は少しだけ
スッキリしたような顔をして帰っていきましたが
結局のところ、何も解決しませんでした。

部下に宛てた記事だった

彼の性格上、質問はするけども
ピンポイントの答えは望まない。
自分で考えて、答えを導き出したい。

なので、私が思う意見をポンポンと言っても
「それは望んでない」というような顔をして
若干話題をずらしてくる。

私の中で、彼の問題点は
下記だと考えていました。

  • 自分勝手な行動を取る
  • デキない人に対してイライラする
  • 信頼関係が構築出来ていない

彼の直すべき行動は、
私の中ではもう答えは決まっていました。

でもそれを、直に伝えるわけにもいかず
その思っていることをブログにして
「いつか彼の元に届きますように」と
彼のために書いたようなもんです。

マネジメントの課題が一周して返ってきた

その記事を書くのにも
ブログ初心者の私は
おそらく2,3時間はかかったはずです。

その間に、たくさんの伝えたいことを
考えては文字にする、を繰り返しました。

しかし、書いているうちに、
だんだんと気づいてしまいました。

私が考える彼の問題点は、
私が彼に対して行なっている行動と
ほぼ一緒なんじゃないか。

私は彼に対して、
「自分で考える力がある人」と思っていました。
他の部下に対しては、
話を聞きながら一緒に進むスタイルでしたが、
彼だけは自分で出来るだろうと思って放置。

そして出来ていなかったら、
「そうじゃない、こうした方がいい」とか
「そのやり方は微妙かも」とか
横からぶっこんで来て
バッサリ切って去る!みたいな
行動を彼にしていたことに気づきました。

やべーじゃん笑
彼の問題点だと思っていたところが
自分の彼に対する行動の問題点だったとは。

この記事書いた後は、
しばらくの間は自己嫌悪でした笑

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部下が教えてくれた、自身のマネジメントの出来なささ


unsplash-logoXuan Nguyen

そう、私は偉そうに
マネジメントに関する記事を書きながら
彼に対する行動は
マネジメントできない人そのものだったのです。

過去の記事で、マネジメント能力がないと思った時に読んでほしい話を書きました。

彼以外の部下には、
上記のブログに書いたような
マネジメントをするように心がけていました。

  • 自分がされたら嫌なことはしない
  • 自分のビジョン・軸をもつ
  • 良き理解者になる

私は彼に対して、自分でも驚くほど
上記の信念を実行できていなかったのです。

「期待」という名のパワハラ

でも、なぜ彼にだけ
自分の正解だと思うマネジメントが
できていなかったか。

それは、彼に期待をしていたからです。

彼は、自分で考えることができる人。
そして改善策を考え、行動することができる。
さらに、誰よりも成績がよく結果を残す。
彼はマネジメントの才能が絶対にある。

私が、彼に期待をしすぎていました。

しかも、それを理由に大したサポートもせず、
急に横からぶっこんで来て
バッサリ切ってさっと去る。
もう、そんなのほぼパワハラです。

私は彼に期待していましたが、
そのせいで、彼が今、悩んでいるのであれば
本当に申し訳ないことをしたと思いました。

私は、私がされたら嫌なことを彼にしていた。
それに気づいてしまったので
時間を作ってちゃんと謝ろうと思いました。

早速、部下に話を聞いてみた

感想を先に言うと
今までの自分が溶けたようでした。

今までにはない穏やかな気持ちで
しかも心をしっかり込めて
今までごめんなさい、をしました。

  • 自分がされたら嫌なことをしていた
  • ヤジばかりでサポートできていなかった
  • 気持ちを聞く時間を作ってなかった

これらを伝え、改めて話を聞かせてほしいと
素直にお願いしました。

私の直属の上司は聞き上手で
マネジメントの神だと崇めており
そのスキルの多くを真似ようとしてきました。

ただ、どうしても自分にできなかったのが
部下の話を(特に彼の話を)、
最後まで穏やかに聞くことが出来なかった。
途中でイライラして、意見したり
「でもさ、」とか言って話を折ってしまう。

でも、彼に申し訳ないことをしたと
心底反省して、本当にごめんって言ったら
めちゃくちゃ穏やかな気持ちで
彼の気持ちとか悩みの話を聞くことができた。

不思議な体験でした。

言い方は悪いですが、
部下をちゃんと「下の立場」として見ると
面倒をみないといけないというか
サポートしてあげないといけないとか
自然と思えます。

ちゃんとした言い方をするのであれば
どんなに才能があると期待できる部下でも
部下は部下として接すること。
そして、常にサポートすること。
それが大事なのかなと。

部下は部下で一生懸命だった

話を聞くと、この前の早退は
単に体調が悪いからではなく
マネジメントができないストレスから
胃がおかしくなったとのこと。

初心者ブロガーやんもが
アクセス数伸びないと悩むのと
似たようなもんか笑
私の心の声はそんな感じです。

彼の話は今日もまとまってなくて、
ハテナ連発でもしっかり聴き込みました。

まとめると、恐らく彼の思いはこんな感じ。

  • できたいないのはわかってるし、それが悩み
  • でも出来ていないことを責めないでほしい
  • 出来ないことはサポートしてほしい

多分、合ってると思いますが
またこれからの日々で
検証していこうと思います。

どんなにできる部下でも、部下は部下。
部下の良き理解者になり
一緒に悩んで、一緒に行動する。
「一番自分のことを考えてくれる赤の他人」
に私はなりたい!!

こんな感じで、一周回って
やっぱりマネジメントできないな〜
マネジメントしようとしないほうが、結果うまく行きます【ゆるーく行こう】
って自分の記事に返ってきた感じです笑

やっぱり、結局ね。

LOVE & PEACE

気づかせてくれてありがとう、ブログ!
気づかせてくれてありがとう、部下!

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