眠るのが怖かったけど、病院には行かずに治す方法【体験談】

眠るのが怖かったけど、病院には行かずに治す方法【体験談】

こんにちは、やんもです。

私は、5年くらい睡眠に悩まされていて、お酒を飲まないと眠ることができない生活を送っていました。

それも、尋常じゃない量を飲んで潰れて寝るという毎日で、次の日酔いが残ったまま出勤することも多く、睡眠障害なのかアル中なのか精神障害なのか、ただのダラしない人間なのか、いろいろ調べたり、悩んだりしていました。

さっさと病院に行って、病名つけてもらって、お薬を処方してもらった方が早く治りそうでしたが、私が住んでいる地区は田舎で、「誰かに見られて変な噂になったら、どうしよう」なんて変な妄想が働いて、なかなか病院にも行けませんでした。

今、当時の自分を診断すると、おそらく鬱からの睡眠障害ってところです。

それでも、あの時より私は眠れるようになって、しかもシラフで、しかも「眠るの怖い」と思わなくなったので、その体験談を書いていきます。

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眠るのが怖かったけど、病院には行かずに治す方法【体験談】

寝ているコアラの画像
unsplash-logoJordan Whitt

みなさんは、どうして「眠るのが怖い」と思うようになりましたか?

私の理由は下記です。

  • 夜中うなされて、叫んで目が覚める
  • 背の高い男の人に見られている気がする
  • 夜中に、体中をペタペタと子供が触ってくる気がする
  • 少しの物音で不安になる

「あなたの家に幽霊がいるだけなんじゃないの?」と言われそうですが、私は多少霊感ある方だと思ってるので、多分いません笑

きっと、精神科に行っていれば適当な名前をつけてくれるのだろうとは思いますが、私は行かなかったので、こんな精神状態をなんて名前をつけたらイイか知りません。

ただ、寝るのが怖い→やっと寝たと思ったら、うなされて叫んで目が覚める→外の物音が聞こえて誰かが来るかもと不安になる→眠れない

みたいなループを毎日繰り返していました。

なので、「潰れてしまえば起きないだろう」と、ビール500mlを6本開けて寝る日々。もちろん太りました笑

こんなんじゃダメだ、今夜こそは!と毎朝反省するものの、眠れない不安と眠る恐怖に夜に襲われて、またビールを飲んでしまう、そんな毎日でした。

眠るのが怖くなったきっかけは「DV」

私は元々は「秒で寝れる」人でした。

布団に入って、5分以内には(秒ちゃうやん)爆睡みたいな、睡眠に悩むとか無縁で生きてきたので、眠れないストレスを初めて知ったのです。

眠れなくなったきっかけは、当時付き合っていた人からのDVです。

それまでは何とも思いませんでしたが、ある日、私の片目の周りにアザが出来てしまって「あ、これDVやん」って最後の最後で気付いた感じです。

「また怒らせてしまった」「また嫌がることをしてしまった」と素直にごめんなさいと思っていましたが、その時点で結構DVで精神的にやられてますよね。

その時は、本当に何も気付きませんでしたが、下記はDVと言っていいですかね。

  • 正座して説教を受ける
  • 飲みかけの缶ビールを投げられる
  • 反省文を書かされ、読み上げる動画を撮られる
  • 携帯を割られる

殴る蹴るは日常的にありましたが、ちょっとフザけたような「ぺちん」くらいの衝撃なので、なんとも思っていませんでした。

目の周りのアザ事件(以後、青タン事件)のあと、すぐに生活環境を変えましたが、しばらくしてから私は眠るのが怖くなりました。

眠るのが怖いと思った理由

青タン事件のあと、一週間で同棲を解除し新居へ引っ越しました。

片付けも落ち着き、新しい日常に慣れてきた頃、先ほど言った下記の現象が私を襲いました。

  • 夜中うなされて、叫んで目が覚める
  • 背の高い男の人に見られている気がする
  • 夜中に、体中をペタペタと子供が触ってくる気がする
  • 少しの物音で不安になる

夢のなかで、金縛りのような感覚になって「離せ!」「いやだ!」という気持ちで「うわぁあああ」と声にならない声で叫び目が覚めるのです。

または、寝ていて目は開けてないけども、ベットの足下の方に、トレンチコートの背の高い男性がすっと立って、こちらをじっと見ているような気がする。

または、寝ているけども、ペタペタぺたぺたたーって子供の掌くらいの感触で全身を触られる気がする。(痙攣か、なんかなのかもしれませんが。)

そして、夜中に目が覚めて、風で建物が軋む音や、落ち葉の擦れる音などに、誰かが近づいてくるような妄想に不安になり、「そんなはずない、そんなはずない」と言い聞かせるものの、怖くなったり不安になったり、そんな気持ちに染まって眠れなくなりました。

怖い夢しか見ないし、寝ていても上記のような変な感覚に襲われるし、寝ようとしても変な妄想で不安になる。それが、ただただ怖くて嫌で、「眠るのが怖い」となって夜がくるのが毎日嫌でした。

「また、夜が来る」

当時の私は眠ることと、眠るための夜がひたすら怖くて、到底ひとりでは耐えきれず、自傷行為に走ってしまうことも、しばしばありました。

眠るのが怖い日々は3年続いた

青タン事件からの眠るのが怖い日々は下記のような感じです。

  • 1年目 自傷行為に走る
  • 2年目 お酒に走る
  • 3年目 諦める
  • 4年目 少し持ち直す
  • 5年目 人生に前向きになる(今ここ)

1年目は、とにかく「疲れれば寝れる」と「ひとりの時間を減らす」しか考えれなくて、本業とは別に、特に目的もなくバイトをして数ヶ月休みなくひたすら働きました。眠るのが怖いと考え込む暇さえなければ大丈夫だろうと思ったのです。

2年目は、バイトもやめて毎晩泥酔して眠りにつくような、ヤケクソな夜を繰り返していました。当然、仕事のクオリティは低く、どんどん体力は落ちていき、みるみる太っていきます。

そして3年くらい経った頃に、「眠るのが怖い自分」を受け入れることができるようになりました。それまでは、眠るのが怖い自分をダメな人間だとか、存在価値ないとか、生きる意味ないとか思っていたけど、まぁ仕方ないかと思えるように段々となっていきました。

眠るのが怖くなって眠れなくなるのは、人それぞれ、いろんなキッカケがあると思います。

こんなにも、眠れないことは辛いのか、自分が体験するまで思っても見ませんでした。人生の3分の1は睡眠って言いますが、その3分の1が苦痛でしかないなら、確かに人生は辛いものになってしまいます。

それでも、私は病院にも通わず、自力で眠ることができるようになりました。

もちろん、家族や職場の仲間たちの優しい気遣いもあったので、完全な「自力で」とは思っていませんが、私は私と戦って向き合って、眠ることができるようになりました。だから、今、眠るのが怖くて苦しんだり、悩んだりしている方へ、私がそれを克服した体験談を書こうと思ったのです。

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簡単には治らない。でもいつかは治ります。

眠っている女性の画像
ここからは、眠るのが怖いを克服する方法を書いていきます。具体的には、下記行動です。

  • 眠れないことを受け止める
  • 環境を整える
  • 寝る前のルーティンを決める

時間はかかりますし、完治するまでには本当に遠い道のりです。

でも、私は5年かけて上記を行動し、「眠るのが怖い」呪いから脱出し、完治したとは言い切れませんが「眠るのが気持ちいい」と思い始めたので、小さな一歩かもですが、人生は大きく変わり、明るく楽しいものに変わっていきました。

眠るのが怖いことを、肯定的に受け止めよう

眠るのが怖い。だから、日が落ちて、だんだん夜に近づいてくるにつれて不安が増す。眠る時間が近づくと「今日は眠れるのか」とさらに不安が増す。恐る恐る布団に入るものの、昨日と同じようにうなされたり、不安に駆られて目が冴えきったり、浅い眠りのまま朝を迎えて、フラフラと仕事に向かう。

つまり、「眠れないこと」に呪われている状態なわけです。

まずは「眠るのが怖い」と思うようになったキッカケから、「眠れないこと」に呪われている状態になった、いくつかのステップを自分なりに整理してみてください。私の場合を段階的に見てみます。

  • 死にたいと思う気持ち
  • 現在と未来に絶望
  • 眠るのが怖い

上記のようなステップがあったように思います。

眠れないことよりも前に存在する問題点にフォーカスして、解決に取り組みます。眠れないことは一旦置いておいて、その前に解決するべき問題点(私の場合は死にたいと思う気持ちや絶望感の解決です)と向き合って見てください。

そうすると不思議と「眠れない」という問題の存在が、段々と薄くなってきます。

「眠れないこと」が悩みなのではなく、掘り下げれば本当の悩みはもっと別のところにあることに気付くハズです。

安全な場所の確保と眠る前のルーティンを決めよう

「今から眠るよ」という環境と行動を、体に刷り込ませる感じです。眠るための準備運動みたいなもんです。

私の場合は下記です。

  • 寝る1時間前にお風呂
  • 寝る30分前にメラトニン
  • 寝る20分前からスマホ遮断
  • お気に入りのタオル

いろいろ試した結果、ベスト睡眠準備方法です。四つ目のタオルは好みの問題だと思いますが笑

安全な場所というより、お気に入りの場所を作りましょうって感じです。

ニトリで自分の好きな枕カバーや布団を揃えて、ベットに行くことが少し「楽しい気持ち」になるように、モノを揃えちゃいましょう。総入れ替えでいいと思います。確かに高くつくかもしれませんが、「眠れる」なら私は安いと思ってしまいます。

そして、寝る前のルーティンを決めることで、なにも考えず自動的に眠たくなる身体にしていきます。

メラトニンは、睡眠導入剤で、私はこれのお陰で本当に安心して寝れます。シラフで眠ることができるようになったのも、メラトニンのお陰です。

寝る20〜30分前に、3錠です。私は今2錠くらいでちょうどいいです。びっくりするくらい、スッと眠りにつけました。次の日起きれないとかの心配もないので、眠れなくて悩んでいる方に、おすすめしたい。ドリエルも試したけど、私にはさっぱり効果なかったです。睡眠改善薬と導入剤は違うので、そりゃそーだわと、あとあと調べて気付きました笑

さらに、メラトニンよりも強く効くと感じたのはグリシンです。寝る20〜30分前に、大きめの粒1錠をゴックンです。グリシンの方が、グっと睡魔が来ます。(めっちゃ体感の感想です)

睡眠薬しか知らなかったので、睡眠導入剤を知った時は救われたような気持ちになりました。私はもう眠ることが怖くなくなったし、今は確かに睡眠導入剤なしにシラフで寝るのは未だ怖いですが、前よりマシです。英語表記で少し不安になるかもですが、私の身体には合っていました。

大丈夫、私が飲んでるやつです。

睡眠薬みたいに、依存とかはないので、普通に寝る前にピョンと飲むだけです。

安心して眠れるようになったら世界が明るくなった

私の今までの人生の中で、こんなにも睡眠に悩むとは思っていませんでした。しかし、シラフで安心して眠れるようになって、人生が明るく楽しいものに変わっていきました。

  • 仕事が早くこなせる
  • イライラしなくなる
  • いろんなことができるようになる

睡眠をしっかりとると、朝から元気でいろんなことができるようになりました。それまでは、前日はやろうと思っていたことも、当日になると無気力になって結局なにも出来ずに1日終わる、みたいな日が多かったです。

また、仕事など人間関係で小さなことにイライラしなくなりました。心に余裕があるからなのか、寛大になれるような気がします。

眠るのが怖くなくなったら、明るい人生が待っています。人から見たら小さなことでも、少しでも改善できれば前進です。

眠るのが怖いのは、本当に苦しくて辛いです。でも、出口のないトンネルはないように、きっと改善できると信じて取り組んでみてください。

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